加湿器は子供が居る家庭では危険なことも?やけど対策や雑菌予防に注意するべき点とは?

加湿器は子供が居る家庭では危険なことも?やけど対策や雑菌予防に注意するべき点とは? 未分類

子供は危険な物を正確に判断することができないだけではなく、色々な物に興味を示すので親としては日頃から気を使う必要があります。

室内の乾燥対策に加湿器を使っている家庭も多いと思いますが、子供が居る環境では注意しなくてはいけないことがいくつかあります。ここではそれについて詳しく見ていきます。

子供の背丈と似た高さなだけに…

加湿器のタイプにもよりますが、床に直接それを置くとちょうど子供の背丈と同じくらいの大きさのものが多くなっています。そのため、蒸気が出てくる口には注意をしないといけません。

顔を近づけてしまうととても危険です

加湿器から蒸気が出る口に子供が顔を近付けてしまうと、それによってやけどを負ってしまう危険があります。使用環境やタイプにもよりますが、加湿器にはそこから出る蒸気が見えるものがあり、それによって動いていることが確認できますが、子供がその蒸気が出ていることに興味をもつことが少なくありません。

その部分に思わず顔を近付けてしまうと、蒸気によってやけどをしてしまう危険があります。実際にもそのような事故の報告がある事例のため、子供の居る家庭ではこれには十分に注意してください。

蒸気が出ていないタイプでも…

近年多くなっている気化式の加湿器では、ほとんどの場合で蒸気が見えないようになっています。使用環境にもよりますが、それが見えることが見栄えとしてよくないという理由も手伝って、このタイプが増えており、従来の加湿器を知っている人からすると、こちらでは本当に動いているのかと心配になる場合が少なくありません。

大人であれば、運転ランプなどからきちんと動いていると確認できるものの、子供がそれを不思議に思って見えないながらも蒸気が出る口に顔を近付けてしまう、もしくは手を入れてそれを確認しようとしてしまうといったことがあり、この場合にも蒸気によるやけどが心配されます。

小さい子供は何にでも興味をもったり、不思議に思ってしまうものなので、顔や手が届く高さの加湿器を使う場合には、それに近付かないように促しておきましょう。

加湿器は床に直接置かないようにしましょう

加湿器はストープなどと同様に床に直接置いて使っていることが多いですが、子供が居る場合にはその手が届かない高さに置いて使うことで、蒸気によるやけどなどの事故を極力防ぐことができます。

床から1メートルほど離して置いても効果が変わることはないので、近付かないように注意することができない(まだそれが理解できない)年齢の場合には、この置き方がとても有効です。

加湿器によるやけどを予防するポイント

加湿器のような熱い蒸気が発生するような家電は非常に危険なので、子供がやけどしないように親が守ってあげなければいけません。

やけどのリスクが高いのはスチーム式加湿器

加湿器には超音波式や気化式、スチーム式などがありますが、超音波式や気化式は水を加熱しないのでやけどのリスクは低いです。危ないのは水を加熱して蒸気を発生させるスチーム式加湿器です。このタイプの加湿器は効率良く湿度を上げられる一方で、やけどのリスクが高いということを理解しておく必要があります。

小さな子供がいる家庭では効率よりも安全性を重視して、あえてスチーム式加湿器を使わないという選択もおすすめです。超音波式や気化式であれば高温になることはないので、スチーム式よりも安全に部屋を加湿することが可能です。

スチーム式加湿器の中には熱いお湯が入っているので基本的には触らせない

スチーム式加湿器は蒸気を発生させるために水を加熱しています。そのため間違ってお湯に触れてしまったり、転倒してスチーム式加湿器にぶつかってしまうと非常に危険です。大人であれば危険なことは分かっていますから用もないのに近づくことはしないですが、子供は好奇心旺盛なので珍しい物があれば触ってみたくなります。なので基本的には子供の手の届かない場所にスチーム式加湿器を置くのがおすすめです。

子供から見て絶対に手の届かない高い場所に置くのが一番安全ですが、家の中にそういった場所がない家庭もあると思います。そんな時はストーブガードを設置するのがおすすめです。ストーブガードはストーブの周囲に設置する安全柵で、小さな子供やペットが中に入れないようにガードするアイテムです。これを使えば簡単に中に入れないですし、子供が加湿器に触れることも難しくなります。

しかし子供はどんどん成長するので、徐々に力をつけてストーブガードを動かせるようになってしまいます。その時はストーブガードを床やテーブルに固定したり、より丈夫で耐久性のあるアイテムに買い換えなくてはいけません。ある程度の年齢になれば危険な物を自分で判断できるようになるので、ストーブガードを外しても問題ないです。

今すぐできる簡単で効果的なやけど対策

スチーム式加湿器のコードを隠したり動かないようにする

スチーム式加湿器に直接触れることで起こってしまうやけど以外にも、コードに足を引っ掛けて倒してしまうケースも多いので注意しなければいけません。加湿器本体に直接触れらないようにストーブガードを設置しても、本体から伸びているコードをそのままにしてしまうと、子供はそのコードに足を引っ掛けてしまう可能性があります。

コードを隠したり、動かないように固定するのが一番良いですが、それが難しい場合は壁際に貼り付けるだけでもOKです。コードに直接触れることがなければ倒す心配はないですし、コードが動かないようにすれば足を引っ掛けることもないです。

他にもコード自体が存在しないコードレスタイプの加湿器もあります。コードレスタイプであれば足を引っ掛けてしまうリスクはないですし、基本的にはどこでも使えるので非常に便利です。

子供が活発に動く時間帯は加湿器の使用を控える

子供から目を離さないように気を付けていても、料理や洗濯の一瞬の隙で加湿器の事故が起こってしまう可能性はあります。色々な対策をしても100%安全確保するのは難しいと感じた場合は、子供が活発に動く時間帯は加湿器の使用を控えるのも賢い選択です。

子供のためにそこまでするのかという意見もあるかもしれませんが、事故が起こってからでは遅いので思い切ってこのような判断をするのもありです。子供が起きている時間は加湿器の使用を控えて、子供が就寝したら加湿器を使うというライフスタイルにすれば加湿器をより安全に使用できます。

子供の起床と同時に加湿器をオフにしたり、タイマーを設定すれば加湿器によるやけどのリスクはゼロになります。ストーブガードを置いても子供が動かしてしまう、コードを隠しても引っ張り出して遊んでしまうという場合は、加湿器を使う時間帯を限定するのが一番効果的です。

子供は日中元気に動き回りますが、眠くなると静かになります。この静かになったタイミングで部屋をたっぷり加湿してあげれば、ある程度の湿度を保つことができます。

うっかりミスを減らして加湿器によるやけどから子供を守る

加湿器による子供のやけどは大人のうっかりミスから発生するケースが多いです。例えば加湿器をオンにしたまま子供を残して出掛けてしまった時などに事故は発生します。大人ができる対策はこのようなうっかりミスを減らすことです。うっかりミスを予防するための掲示板やメモのような設置したり、スマートフォンのリマインド機能を使えばこのようなうっかりミスは激減します。

加湿器のメンテナンスを怠っていると…

加湿器には蒸気が見えるスチーム式やそれがほとんど見えない気化式、その両方の特徴をもつハイブリッドタイプなどの種類がありますが、いずれもきちんとその製品に合った方法でのメンテナンス(内部の清掃)が必要です。それをしないと肝心の効果が弱くなってしまうだけでなく、子供に危険が及んでしまう場合があるからです。

加湿器の内部には雑菌が発生します

どのようなタイプの加湿器でも、メンテナンスを怠っていると内部に雑菌が発生してしまいます。水を使ったり、加熱が伴う機器だけにこれは避けられない問題で、中にカビが生えてしまうことも少なくありません。

そのような状態で使用を続けていると、雑菌を部屋の中にバラまいてしまうことになってしまい、特に抵抗力の弱い子供がそれによって体調を崩したり、病気になってしまうような危険がないとは言えません。

メンテナンスを行わずに使用するのは危険です

使用している加湿器によって、メンテナンスにもそれに合った方法や、行わなければいけない周期が違います。使用頻度にもよりますが、その通りに行わないと安全な状態で使うことができない場合が多いので、それらをきちんと守ってメンテナンスを行ってください。

加湿器は目に見えて効果が分かるという性質ではないため、ついついと後回しにしてしまいがちですが、子供の居る家庭ではこれを忘れることがないように、次に行うべき日付が分かるようにカレンダーに印でもつけていくといいでしょう。

中にはメンテナンスフリーなどと言われている加湿器がありますが、従来製品と比較してその頻度が少なくて済むというだけで、全く何もしなくていいという意味ではありません。そういったタイプを使っている場合でも取扱説明書をよく読んで、決められたメンテナンスの周期を守って使用することが大切です。加湿器はストーブのように特にこれというメンテナンスの必要なく使えるものではないと覚えておいてください。


子供の居る家庭で加湿器を使っていると、それによる思わぬ事故が起きてしまうことがあります。それを防ぐためには、日頃から近付かないように言い聞かせておく、または加湿器を置く高さを考える、そして、メンテナンスを怠らないように注意をする必要があります。

メンテナンスに関しては、内部に発生した雑菌によって子供だけでなく、大人にも悪影響を及ぼす場合があるため、子供が居る部屋で使っていない場合でも気に掛けておくに越したことはありません。

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