子どもの室内事故を防ぐためには、まず家の中の危ない場所を確認することが大切です。
ただ、危険な場所がわかっても、
「結局、何を用意すればいいの?」
「どの安全グッズから買えばいいの?」
「全部そろえる必要があるの?」
と迷う方も多いと思います。
このページでは、家庭内の安全対策に役立つグッズを、目的別・場所別にまとめました。
すべてを一度に用意する必要はありません。まずは、子どもの年齢や住まいの状況に合わせて、優先度の高いものから見直してみてください。
まず優先したい室内安全グッズ

家庭によって必要なものは違いますが、多くの家庭で優先度が高いのは以下の安全グッズです。
- ベビーゲート
- プレイマット
- ベビーサークル
- コンセントカバー
- ドア指はさみ防止グッズ
- 窓用補助錠・サッシロック
- 家具転倒防止グッズ
- 引き出し・扉用チャイルドロック
- コーナーガード
- 浴室ドアロック・滑り止めマット
特に、階段、キッチン、窓、ベランダ、コンセントまわりは、早めに確認しておきたい場所です。
安全グッズを選ぶ前に確認したいこと
安全グッズは、ただ買えばよいというものではありません。
設置場所や子どもの年齢に合っていないと、使いにくかったり、十分な対策にならなかったりすることがあります。
購入前に、以下を確認しておきましょう。
- 子どもの年齢に合っているか
- 設置したい場所で使えるか
- 賃貸でも使えるか
- 壁や家具に穴を開ける必要があるか
- 毎日使っても負担にならないか
- 掃除やメンテナンスがしやすいか
- 大人が使う時に邪魔になりすぎないか
- 商品の対象年齢や注意事項に合っているか
特にベビーゲートやベッドガードなどは、設置場所によって使えるタイプが変わります。階段上で使えるかどうか、突っ張り式か固定式かなどは必ず確認しましょう。
転落・転倒対策に役立つ安全グッズ
子どもが動き始めると、ソファ、ベッド、階段、窓、椅子、家具など、さまざまな場所で転落や転倒のリスクが出てきます。
まずは、落ちる、ぶつかる、滑る、登るという行動を想定して対策することが大切です。
ベビーゲート
ベビーゲートは、階段、キッチン、玄関、廊下など、子どもに入ってほしくない場所を区切るための安全グッズです。
特に、階段やキッチンがある家庭では優先度が高いアイテムです。
主なタイプは以下です。
- 突っ張り式
- 固定式
- 置くだけタイプ
- ロール式
- 自立式
突っ張り式は設置しやすく、賃貸でも使いやすい一方で、設置場所によっては向かない場合があります。階段上に設置する場合は、階段上対応の商品かどうかを必ず確認しましょう。
おすすめの設置場所は以下です。
- 階段の上と下
- キッチンの入口
- 玄関まわり
- 危険な家電や収納がある場所
- ペットスペースとの境目
プレイマット
プレイマットは、子どもが転んだ時の衝撃をやわらげたり、床の硬さや冷たさを軽減したりするために役立ちます。
リビングで過ごす時間が長い家庭では、かなり使いやすい安全グッズです。
選ぶ時のポイントは以下です。
- 厚みがあるか
- 掃除しやすいか
- 防水性があるか
- 床暖房に対応しているか
- 部屋の広さに合うか
- つなぎ目にゴミが入りにくいか
赤ちゃんの時期だけでなく、歩き始めや走り回る時期にも使えます。
ベビーサークル
ベビーサークルは、子どもが遊ぶ範囲を安全に区切りたい時に便利です。
リビングに危ない物が多い家庭や、家事中に一時的に安全なスペースを作りたい家庭に向いています。
向いている家庭は以下です。
- リビングに家具や家電が多い
- 兄弟姉妹のおもちゃと分けたい
- キッチンから子どもの様子を見たい
- ペットと生活スペースを分けたい
- 短時間でも安全な遊び場を作りたい
ベビーサークルを選ぶ時は、広さ、折りたたみやすさ、安定感、掃除のしやすさを確認しましょう。
コーナーガード
コーナーガードは、テーブルや棚の角にぶつかった時の衝撃をやわらげるためのグッズです。
特にローテーブル、テレビ台、収納棚など、子どもの顔や頭の高さに近い家具には注意が必要です。
使いやすい場所は以下です。
- ローテーブル
- テレビ台
- 収納棚
- ベッドフレーム
- カウンター
- 机の角
貼り付けるタイプが多いため、賃貸や家具の素材によっては、はがした時の跡にも注意しましょう。
滑り止めマット
滑り止めマットは、階段、廊下、玄関、浴室などでの転倒対策に役立ちます。
特に、靴下を履いたまま走ることが多い家庭や、階段が滑りやすい家庭では見直したいアイテムです。
使いやすい場所は以下です。
- 階段
- 廊下
- 玄関
- 浴室
- 洗面所
- キッチン
ただし、マット自体がめくれたり、ずれたりすると逆に危ないことがあります。滑りにくく、ずれにくいものを選びましょう。
侵入防止に役立つ安全グッズ

キッチン、階段、玄関、浴室などは、子どもが自由に入れる状態だと事故につながることがあります。
入ってほしくない場所には、物理的に入れない工夫をするのが効果的です。
キッチン用ベビーゲート
キッチンは、包丁、火、熱湯、洗剤、炊飯器、電気ケトルなど、危険なものが多い場所です。
子どもが小さいうちは、キッチンに入れないようにするだけでも大きな対策になります。
確認したいポイントは以下です。
- キッチン入口の幅に合うか
- 毎日開け閉めしやすいか
- 片手で開閉できるか
- 子どもが簡単に開けられないか
- つまずきにくい構造か
キッチンは大人の出入りも多いため、安全性だけでなく、使いやすさも重要です。
浴室ドアロック
浴室は、水まわりの事故が起きやすい場所です。
短時間でも子どもだけで入れないようにするため、浴室ドアロックを検討してもよいでしょう。
向いている家庭は以下です。
- 子どもが浴室のドアを開けられる
- 浴槽に水をためることがある
- 洗剤やカミソリを浴室に置いている
- 洗面所や浴室で一人遊びをすることがある
浴室は滑りやすく、水もあるため、入れない工夫と中の整理をセットで行うことが大切です。
玄関ドアロック
子どもが成長すると、自分で玄関ドアを開けようとすることがあります。
玄関からの飛び出しを防ぐために、補助ロックやドアストッパーを検討する家庭もあります。
確認したいポイントは以下です。
- 子どもの手が届かない位置に設置できるか
- 大人が緊急時にすぐ開けられるか
- 賃貸でも設置できるか
- ドアの形状に合うか
玄関まわりは、靴や荷物で転びやすい場所でもあるため、整理整頓もあわせて行いましょう。
感電対策に役立つ安全グッズ
コンセントや電源タップは、子どもの目線に近い位置にあることが多く、触ったり、物を差し込もうとしたりすることがあります。
早めに確認しておきたい場所です。
コンセントカバー
コンセントカバーは、使っていないコンセントをふさぐための安全グッズです。
主なタイプは以下です。
- 差し込み口をふさぐタイプ
- コンセント全体を覆うタイプ
- 電源プラグを差したまま覆えるタイプ
- 電源タップ用カバー
よく使う場所は以下です。
- リビング
- 寝室
- 子ども部屋
- キッチン
- テレビ台まわり
- ベッドまわり
小さな差し込みタイプは、外した時に誤飲しないよう保管場所にも注意しましょう。
コードカバー
コードカバーは、電源コードをまとめたり、子どもが引っ張りにくくしたりするために使います。
家電のコードが床に伸びていると、引っ張る、つまずく、なめるなどの行動につながることがあります。
使いやすい場所は以下です。
- テレビ台まわり
- パソコンまわり
- 加湿器まわり
- 空気清浄機まわり
- キッチン家電まわり
- ベッドサイド
コードは見た目の整理だけでなく、安全対策としても見直したい部分です。
指はさみ対策に役立つ安全グッズ

室内ドア、玄関ドア、収納扉、引き出しなどは、子どもの指はさみ事故につながることがあります。
特に兄弟姉妹で遊んでいる時や、風でドアが急に閉まる時には注意が必要です。
ドア指はさみ防止カバー
ドア指はさみ防止カバーは、ドアのすき間に指が入るのを防ぐためのグッズです。
使いやすい場所は以下です。
- リビングドア
- 子ども部屋のドア
- 寝室のドア
- 玄関ドア
- 収納扉
ドアの種類や開閉方向によって使える商品が異なるため、購入前に取り付け場所を確認しましょう。
ドアストッパー
ドアストッパーは、ドアが急に閉まるのを防ぐために使います。
風でドアが閉まりやすい家や、子どもがドアで遊びやすい家庭では役立ちます。
選ぶ時のポイントは以下です。
- 子どもが簡単に外せないか
- ドアの厚みに合うか
- 床やドアに傷がつきにくいか
- 大人が使いやすいか
誤飲・いたずら防止に役立つ安全グッズ
子どもは、大人が思っている以上にいろいろなものを触り、口に入れようとします。
薬、電池、洗剤、小さなおもちゃ、文房具などは、手の届かない場所に移すことが基本です。
引き出しロック・扉ロック
引き出しロックや扉ロックは、収納を勝手に開けられないようにするためのグッズです。
使いやすい場所は以下です。
- キッチン収納
- 洗面台下収納
- テレビ台
- 食器棚
- 薬箱の収納
- 文房具の収納
- ゴミ箱まわり
収納の中に危険な物を入れている場合は、ロックだけでなく、収納場所そのものを見直すことも大切です。
冷蔵庫ロック
冷蔵庫を勝手に開けてしまう場合は、冷蔵庫ロックが役立つことがあります。
冷蔵庫の中には、瓶、調味料、薬、冷却材など、子どもが触ると危ないものが入っていることもあります。
特に、キッチンに自由に入れる家庭では検討してもよいでしょう。
ゴミ箱ロック
ゴミ箱には、食べ残し、包装材、電池、割れた物、薬の包装など、子どもに触らせたくないものが入ることがあります。
ふた付きのゴミ箱やロック付きのゴミ箱を使うと、いたずらや誤飲のリスクを減らしやすくなります。
窓・ベランダ対策に役立つ安全グッズ
窓やベランダまわりは、転落事故につながる可能性があるため、特に注意したい場所です。
安全グッズだけでなく、家具の配置も必ず確認しましょう。
窓用補助錠・サッシロック
窓用補助錠やサッシロックは、子どもが勝手に窓を開けるのを防ぐために使います。
使いやすい場所は以下です。
- リビングの窓
- 寝室の窓
- 子ども部屋の窓
- ベランダにつながる窓
- 低い位置の窓
窓の近くにソファ、ベッド、椅子、収納棚がある場合は、子どもが登って窓に近づけないよう配置も見直しましょう。
ベランダドアロック
ベランダに出る窓やドアには、子どもが簡単に開けられないようにする工夫が必要です。
特に、ベランダに室外機や植木鉢、収納ボックスなどがある場合は、踏み台にならないか確認しましょう。
転落防止ネット・柵カバー
ベランダのすき間や柵まわりが気になる場合は、転落防止ネットや柵カバーを検討することもあります。
ただし、ネットやカバーだけに頼るのではなく、ベランダに子どもだけで出られないようにすることが前提です。
家具転倒防止に役立つ安全グッズ
家具の転倒対策は、子どもの安全対策だけでなく、防災対策としても重要です。
子どもが引き出しを開けたり、棚によじ登ったりすると、家具が倒れる危険があります。
家具転倒防止ベルト
家具転倒防止ベルトは、棚やタンスを壁に固定するためのグッズです。
使いやすい家具は以下です。
- タンス
- 本棚
- 食器棚
- テレビ台
- 収納棚
- カラーボックス
壁に固定するタイプが多いため、賃貸の場合は設置方法を確認しましょう。
耐震マット
耐震マットは、家具や家電の下に敷いて、ずれや転倒を防ぐために使います。
使いやすい場所は以下です。
- テレビ
- 電子レンジ
- 棚の上の家電
- 小型収納
- 置物や家電
転倒防止ベルトとあわせて使うと、より安心しやすくなります。
お風呂・洗面所で役立つ安全グッズ
お風呂や洗面所は、転倒、水まわりの事故、誤飲、やけどに注意が必要です。
浴室用滑り止めマット
浴室用滑り止めマットは、床や浴槽内で滑りにくくするためのグッズです。
子どもだけでなく、大人にとっても安心しやすいアイテムです。
選ぶ時のポイントは以下です。
- ずれにくいか
- カビが発生しにくいか
- 乾かしやすいか
- 掃除しやすいか
- 浴室の床に合うか
温度計
お風呂の温度や室温を確認するために、温度計を使う家庭もあります。
特に乳幼児期は、お湯の温度が高すぎないか確認しながら入浴させると安心です。
洗濯機ロック
子どもが洗濯機の中に入ろうとする場合や、ふたを開けて遊んでしまう場合は、洗濯機ロックを検討してもよいでしょう。
洗濯機まわりには洗剤や柔軟剤もあるため、収納場所もあわせて確認しましょう。
賃貸でも使いやすい安全グッズ
賃貸では、壁に穴を開けたり、強力な粘着テープを使ったりしにくいことがあります。
その場合は、以下のようなグッズを優先すると使いやすいです。
- 置くだけタイプのベビーゲート
- 自立式ベビーサークル
- 敷くだけのプレイマット
- はめ込み式コンセントカバー
- 窓用補助錠
- 取り外しやすいコーナーガード
- ドアストッパー
- 滑り止めマット
ただし、賃貸でも使えると書かれていても、壁紙や床材との相性によって跡が残ることがあります。目立たない場所で確認してから使うと安心です。
安全グッズを使う時の注意点
安全グッズは便利ですが、使えば必ず安全になるわけではありません。
使用前に、以下を確認しましょう。
- 対象年齢に合っているか
- 正しく設置できているか
- ゆるみや破損がないか
- 子どもが外せるようになっていないか
- 成長により使い方が合わなくなっていないか
- 事故を完全に防げると思い込んでいないか
子どもは成長とともに、昨日までできなかったことが急にできるようになります。安全グッズも一度設置して終わりではなく、定期的に見直すことが大切です。
よくある質問
子どもの安全グッズはいつから用意すればいいですか?
寝返りやはいはいが始まる前から、少しずつ用意しておくのがおすすめです。動き始めてから対策しようとすると、すでに触れる場所や危ない場所が増えていることがあります。
最初に買うなら何がおすすめですか?
家庭の間取りにもよりますが、階段やキッチンがある場合はベビーゲート、リビングで過ごす時間が長い場合はプレイマット、コンセントが手の届く場所にある場合はコンセントカバーを優先するとよいでしょう。
ベビーゲートは賃貸でも使えますか?
賃貸でも使いやすいベビーゲートはあります。突っ張り式や置くだけタイプは使いやすい場合がありますが、設置場所によって向き不向きがあります。階段上で使う場合は、階段上対応かどうかを必ず確認しましょう。
安全グッズはどこまでそろえるべきですか?
すべてを一度にそろえる必要はありません。まずは、階段、キッチン、窓、ベランダ、コンセント、家具まわりなど、事故につながった時の危険度が高い場所から対策するのがおすすめです。
安全グッズを使えば事故は完全に防げますか?
完全に防げるわけではありません。安全グッズは事故のリスクを減らすためのものです。子どもの成長に合わせて、家具の配置、収納場所、生活動線を定期的に見直すことが大切です。
まとめ
子どもの室内事故を防ぐためには、危ない場所を確認したうえで、必要な安全グッズを選ぶことが大切です。
特に優先して確認したいのは、以下の場所です。
- 階段
- キッチン
- 窓・ベランダ
- リビング
- 寝室
- お風呂・洗面所
- コンセントまわり
- 家具・収納
まずは、家庭内で一番危ないと感じる場所から対策してみましょう。
安全グッズは、子どもの成長や住まいの状況によって必要なものが変わります。
一度そろえて終わりではなく、子どもができることが増えるたびに、家の中を見直していくことが大切です。
